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統合失調症とリハビリ

社会の中で自立した生活を送れるようになってはじめて、統合失調症の治療目標を達成できたと言えます。統合失調症の急性期から寛解期を繰り返し、初期段階が終わり中期段階に入ると、陰性症状を中心とした生活障害が起こることが、妄想や幻覚といった陽性症状よりも多いようです。そのまま陰性症状を中心とした生活障害を放置しておくと、ますます社会生活が難しいものになっていきます。そのため、この生活障害を改善をして、リハビリテーションが行い、社会復帰をするための治療法としているのです。精神リハビリテーションとも呼ばれているリハビリテーションは、身体的な一般によく言われているリハビリではなくて、精神面へのリハビリのことです。

精神リハビリテーションには、実社会で患者が生活していくための訓練を行うということと、生活能力に合わせた患者本人の生活環境を用意するという取り組みがあります。そして、患者の現在おかれている環境、生活能力、病状などを評価し、その評価の結果を基準に、社会生活上での目標を設定します。さらに、その設定した目標を達成するために必要である訓練の計画を立てることとともに生活環境の調整を行うものです。目標には、最終目的を達成するために克服していくべき事柄である短期的な目標と、最終目的である長期的な目標とがあり、それらの目標をクリアしていくいちばんのポイントは、患者自身のやる気をいかに持続させていくかということと言えます。

目標達成の訓練には、生活する上での必要な技術を具体的に教えるといった社会生活技能訓練などがあり、客観的に達成度を評価できる点が特徴といえます。そして、ひとつのリハビリテーションを行う場としては、さまざまなスポーツ、レクリエーション活動、手工業の作業などといった色々なグループ活動を行うデイケアがあります。医療機関とは独立された施設であり、共同作業所の患者会や家族会が運営が主体になっていることが多いです。デイケアと違って、共同作業所では、作業を行うことで賃金を受け取ることも可能なのです。

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